YouTubeは動画配信サービスやSNS媒体として、高い認知度を誇っています。NTTドコモモバイル社会研究所の2020年1月の調査でも、認知度は95.1%、利用率も62.3%と高い水準でした。
年齢層も幅広く、総務省の「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」でも、YouTubeの利用者は全年代通して85.2%、10代~50代で80%以上という水準です。60代でも58.9%ですから、年齢関係なく幅広く利用しているのがわかります。
YouTubeで動画広告を含めた広告を制作する際の大まかな流れです。最初に決めたいのが情報の整理です。広告を制作する目的、ターゲットの明確化、配信方法や掲載先を整理してまとめます。
次はメッセージの決定です。伝え方が甘いと訴求が弱くなり、ユーザーの心に刺さりません。一番伝えたいのは、新しさや価格や限定品なのかなど、情報を整理して決定しましょう。
動画の場合、構成を決定します。問題提起と解決、商品やサービスの魅力を紹介するプロダクトデモ、キャンペーン情報といったメリットを強調するストレートオファーなどの構成が有効です。
動画広告の配信後、成果を確認します。再生回数や視聴率、ユーザーの反応を指標に修正を繰り返して質を高めます。
YouTubeの広告は「インストリーム」「ディスカバリー」「バンパー」「アウトストリーム」「マストヘッド」の5種類です。
インストリーム広告はスキップできるタイプとできないタイプがあります。ディスカバリー広告は、トップページや検索結果や関連動画に表示されるタイプです。
バンパー広告は閲覧中や動画途中の前後6秒以下で流れます。アウトストリーム広告はYouTube外で配信されるタイプです。マストヘッドはサイト内最上部や左上に表示されます。
動画広告を出す手順は下記の流れです。
動画広告掲載の大前提は、YouTubeのアカウントがある、動画広告の用意や予算です。
インストリーム広告やバンパー広告は、動画の最初や途中で流れるタイプです。認知度を高めるのに有効ですが、ユーザーが動画視聴だけ目的にしている場合、嫌悪感を与えるリスクもあります。
広告の目的が購買なら、ディスカバリーというように目的に合わせた選定が必要です。
Yahoo!JAPANが2018年5月~2019年まで調査したところ、3秒~5秒以内に興味を持ったユーザーのほうが、そうではないユーザーより、ブランド認知144%、購入意欲155%と指標で上回りました。
YouTubeで動画広告を検討するなら、5秒以内で興味を持ってもらう工夫と動画の質が必要です。ストーリー、インパクトでユーザーへの強い訴求が求められます。
他にも、動画広告を見たユーザーが行動に移れるよう導線を確保してください。ユーザーの年齢や性別、表示回数や検索キーワードがわかる、YouTubeアナリティクスが用意されているため活用しましょう。
動画広告制作に自信がなければ、動画編集スクールで社員に学んでもらう方法も有効です。コストはかかりますが、長い目で見ると、広告マーケティングで大きな人的財産になります。
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